アマゾンプライムのプロ野球そこそこ昔話11話が面白かった

いつも楽しく見ているアマゾンプライムの「プロ野球そこそこ昔話」の11話をみました。

ゲストは 金村義明さん、槇原寛己さん、宇野勝さんです

金村さんはもうレギュラーですね。槇原さんとは同期で因縁の相手。甲子園で二人は戦っており、槇原さんの剛速球に度肝を抜かれた金村さんはピッチャーをあきらめて打者に転向する決断をしたとか。宇野さんは私と同年代なので現役時代をよく知ってます。久しぶりに画面で見て老けたなあ。というのが第一印象で、人のことは言えないかと年月の経過を実感しました。さて、今回のお話は

セ・リーグもそこそこ大変なのよ

派手に打たれる男の話

槇原さんといえば阪神にバックスクリーンに三連発ですが、中日にも三連発をくらった過去があり・・

前回の話にも出ましたが、槇原さんは目が悪くてナイターではキャッチャーのサインが見えず自分でサインを出していたそうです。いつの間にかそのサインが盗まれるようになり、それから打たれるようになったとか。本人は嫌な過去は忘れる主義で負けた試合のビデオは見ないそうです。

野球好きのおじさん 落合博満の話

三冠王3度の落合博満さんが4対1の大型トレードで中日に移籍。中日のみなさんは戦々恐々。宇野さんもその一人。

孤高の天才バッターは群れることもなく誰もよせつけない存在。

巨人時代のお話。一人部屋でマンガを読みながら、ひとり部屋食(鍋料理)で元木をパシリに使っていたとか。キャンプ中もおれ流でマイペースの調整を貫き・・・落合博満さんには誰も指導,アドバイスはできないよな。

伝説が勝手に広まってるようです。練習中はバットはろくに振らず部屋で死ぬほどバットを振っているとか・・・

落合博満さんは手にマメなどなくてきれいなもんだった・・・バットなんか振ってないよ(これが真相)

外出禁止が嫌で完全試合をした話

槇原さんといえば1994年5月18日福岡ドームでの対広島戦での完全試合ですが。裏話があり・・・

登板の二日前に門限破りが堀内コーチにばれて罰金と外出禁止一か月のペナルティーを食らって、減刑を狙って奮起したとのこと。福岡ドームは相性がよかったそうで、後に27人で片付けた準完全試合があったそうです。

どのチームも福岡、札幌遠征はお楽しみだったようで「ススキの」で朝まで飲んで試合をしたとか。今もなんでしょうか?

星野仙一を怒らせた話

中日といえば星野仙一監督の話題。宇野さんといえば1981年のヘッディング事件です。

凡、珍プレーにグローブをたたきつけて怒った星野監督は試合後しっかりフォローしてくれたそうです。

私服の時は紳士、ユニフォームを着ると闘将に変身する星野監督は機嫌が悪いと湯飲み茶わんを投げてぶっ壊すは壁にけりを入れて穴ぼこだらけにしたり・・監督のストレス発散方法のようでした。

選手には厳しく、試合を離れたら優しく接する。長いこと理想の上司ランキングで上位に選ばれただけのことはあります。亡くなるのが早かったですね。もっと活躍してほしかったのに残念です。

ミスターのお話

さて、トリを務めるのはミスターこと長嶋監督です。

夏場、ホテルで用意したスイカの上だけをつまみ食い、アンパンを二つにちぎって半分しかもアンコだけを食べて残りを捨ててしまうとか。もったいなーーい。天然エピソード満載でした。天才の行動を批判してはいけない。

それが天才たるゆえんなのです。

そこそこ昔はプロ野球界にも豪傑がいたもんで、エピソードに事欠きません。当時は興行的な要素もあったりして相撲界に近い存在でした。

興行からスポーツ競技へと時代は変わり、プロ野球を見る目も変わってきました。朝帰りで酒臭い息を吐きながら試合をできる時代ではありません。最近では個性的な選手は少なくなりました。優等生ばかりで、つまらなくなったなあと思う今日この頃です。

そこそこ昔で現役時代を知っている懐かしい選手の裏話が聞けるこの番組は大好きです。これからも続けてほしいし、あわせてNHKの「球辞苑」も見てほしい。マニアックで面白いですよ。