新型コロナ肺炎について続きの続き

4月5日現在、私の住んでいるところの状況

引きこもり気味の私には関係ねえや・・・とは言えない状況になりつつあります。

東京や大阪を中心に爆発的に蔓延しているコロナウイルス青森県に広がってきました。現在のところ陽性者は10名。

最近の陽性者が医学部の卒業生ということで、驚き、あきれた状態です。医学部卒業生は2月の国家試験が終わると国家試験の発表が出るまで約一か月が唯一のんびりできる時間です。4月から研修が始まります。卒業旅行に行くのが大半なようです。今の学生はリッチですからヨーロッパが多いみたいです。今回ここに落とし穴が。キャンセル料がもったいなくて、感染の恐れのあるところへ強行突破。結果は大きな代償を払うことに。研修先の病院に多大な迷惑、患者さんにも迷惑をかけたわけで、大学の教育指導も問われています。

先日私の母が病気で近くの病院に入院したのですが、今回の新型コロナウイルスで病院も神経質になっていて、自由に面会できませんでした。母は大きな病院に転院することになったのですが、このウイルスの状況によっては外来閉鎖になったりしたらと思うとぞっとします。医療崩壊とはこういうことかと実感した次第です。

緊急事態宣言いまだ発せず

私がYouTubeでよく見ている文化人放送局のレギュラー経済学者の高橋洋一先生は以前より警告を発していました。3月の3連休に緊急事態宣言を出すべきだと。

大阪府では自治体独自で宣言しましたが兵庫県も東京とは動きませんでした。政府も地方自治体も対策会議で厚労省から説明を受けてるのに事の深刻さに対する認識に差があったようです。事の深刻さを理解できなかったということかもね。

花見と重なって東京は大分人出も多かったそうです。卒業シーズンでもあるし、心のゆるみが今週の爆発的増加という結果を招いてしまったようです。今更取返しは無理なようです。政府がなぜ非常事態宣言に躊躇しているのか。政府に関係してくる経済的な責任を負いたくない財務省の抵抗かもしれません。

経済的に苦しい家庭に対する補償も遅すぎます。ゆっくりやってウイルスの騒動が収まるのを待つ戦略かと疑いたくなります。マスク二枚配布とは世界の笑いものですよ。

高橋洋一先生は東大理学部卒業後、大蔵官僚になるという異色の経歴の持ち主です。大蔵省はたまに変わった人材を入れることがあるということで採用されたようです。

理学部では統計が専門ということで今回のウイルス問題でも感染の広がりを正確に説明をしていました。大蔵官僚は法学部出身がほとんどです。法律は作れても経済、数学はまるで知らないというのが実情です。

近代経済学も数式で組み立てられますから、高橋先生にとっては得意分野なわけです。高橋先生の目から見たら大蔵官僚の思考パターンがはっきり分かったようです。それは出世しかないという事です。出世するにはどうするか。税金をつくる。このことしか考えていない。国民のことなんかこれっぽちも考えていない。これが本心でしょう。

まして減税なんかもってのほか。増税のためなら何でもする。大蔵省の意向に逆らうやつは容赦しない。幾多の人が犠牲になった事やら。高橋先生も被害者(例の温泉事件)の一人とも言えます。高橋先生は天才ですから、大蔵官僚がバカに見えてしょうがなかったようです。仕事ができるが正論をはいて、大蔵省の意向にたてつく彼は排除される運命だったようです。高橋先生のような稀有な存在は必ず日本のために必要です。日本政府のブレインとして復活する日が早く来ないかなあ。

安倍首相の進退について

今回の新型コロナウイルスの問題が終息しても、政府の責任は重大です。当然安倍首相の退陣は必須でしょう。せめて最後に解決して欲しいのは財務省の解体です。国民の苦しみを一顧だにしない財務省の横暴は許せません。消費税のアップによるGDPのダウン、進まない経済的救済の責任は財務省にあります。長きにわたる安倍政権は長かっただけで目に見える実績はゼロです。最後に名を残したいのなら財務省を道づれに。