私の好きなミュージシャン海外編 その4

還暦過ぎの趣味趣味おじさんです。

イーグルスの次はドゥビー・ブラザースです。中学生のころNHKでヤング・ミュージッ

ク・ショウ?だったか海外のロックライブの映像が放送され、たまたま見たのがドゥ

ビー・ブラザースで髭面のギタリストジェフ・バクスターが椅子に座って弾いているの

が印象に残ってました。「ロング・トレイン・ラーニング」「チャイナ・グローブ」と

かのヒット曲は知っていました。私はマイケル・マクドナルドが加入して路線変更して

からのほうが好きなのです。アルバムでは「キャプテン・アンド・ミー」は傑作だと思

いますし、パット・シモンズの「サウス・ミッドナイト・レディー」は大好きな曲で

す。次の「スタンピード」の冒頭の2曲はドライビングソングにしたら最高です。マイ

ケルが加入してからは傑作アルバムが続きます。そして「ミニット・バイ・ミニット」

でとうとうグラミー賞を受賞します。AOR路線にサウンドを180度転換してヒット曲

を連発したマイケルの力量たるやたいしたものです。加入以前の豪快なロックサウンド

が好きなファンからは軟弱だとして嫌われていますが。グラミー賞に輝いた「ホワッ

ツ・ア・フール・ビリーブス」の特徴的なキーボードのリフは当時多くの曲のアレンジ

に使われました。

これから真打の登場となります。マイケル・マクドナルドやジェフ・バクスターが以前

在籍していたバンドはなんでしょうか。正解はスティーリー・ダンです。私がこよなく

愛するバンドです。いろいろロックを聴いてきて行きついた終着点がスティーリー・ダ

ンでした。「ドゥ・イット・アゲイン」「リキの電話番号」など初期のヒット曲は知っ

ていましたがドナルド・フェイゲンの声も美声ではないですから大ファンというほどで

はありませんでした。後追いで大ファンになったのもバクスターマクドナルド、大好

きなTOTOのドラマーであるジェフ・ポーカロが在籍していたからです。それからCDを

集め始めてすっかり憑りつかれてしまったわけです。音楽評論家のピーター・バラカン

が実際にロンドンでライブで見た感想を書いていましたが、初期のころのイギリスでの

ライブをユーチューブで聴くことができます。そのうまさにびっくりしました。

スティーリー・ダンはメンバーチェンジを繰り返しますが過去に在籍したりレコーディ

ングに参加したプレイヤーから大物が何人も誕生しています。前述の3人やラリー・

カールトン、ジェイ・グレイドン・ティモシー・シュミットなどなど。ジャズ界のマイ

ルス・デービスのロック版のような存在です。ダンのアレンジや録音技術は日本の音楽

界に大変影響を与えているそうです。70年代後期の「幻想の摩天楼」「エイジャ」

ガウチョ」とドナルド・フェイゲンのソロアルバム「ナイトフライ」は大傑作4連発

といえるでしょう。