ブンデスリーガー19~20 第12節 B・ドルトムント対パーダーボルン

前節でB・ミュンヘンに大敗してやばい状態になったB・ドルトムント

今節は22日にホームで最下位のパーダーボルン戦です。楽勝の予定でしたが・・・

前半

スタメンは

GK ビュルキ   DFゲレイロ、シュルツ、フンメルス、ピシチェク

MF ダフウド、ヴィツェル、ヴァイグル、サンチョ

FW アルカセル、ロイス        代表戦明けなのでコンディションを考えての選出ですが、ロイス、シュルツなど故障明けとはいえベストの状態ではありません。

戦前の予想通りドルトムントが攻勢でパーターボルンはカウンター狙いです。

5分  パーターボルンのカウンター、左サイドをプレーガーに突破され、シュルツの軽率なタックルもありマンバに先制点を奪われる。マンバをフリーにしたバックの問題があります。0-1

37分 パーダーボルン 一発のカウンターからマンバに決められて0-2

マークしてたヴァイグルが簡単に背後を取られたのがまずいですね。

43分  パーダーボルン2点目と全く同じパターンで、ヴァイグルが一発のパスからホルトマンに背後を抜かれてそのまま決められる。0-3   全体にマークが緩く、デフェンスのスピード不足が問題です。

前半終了目前にアルカセルがひざを負傷、ブラントと交代。

まさかの0-3やばい。

後半

思い切って、後半スタートからダフウドをアザールにシュルツをハキミに交代。3枚のカードを切ってしまいました。監督の焦りか。

47分 ハキミのセンタリングをサンチョが決めて1-3 。  反撃ののろしだ。

続けざまに10分ロイスの惜しいシュート。これが決まっていたら・・・チャンスを作るも決まらず、終盤へ

84分 ゲレイロのFKからフンメルスが折り返してヴィツェルがヘッディングシュートを決めて2-3。 時間がない

92分 ヴァイグルのパスからサンチョがセンタリング。ロイスが珍しくヘッディングシュートを決めて3-3。

辛くも同点に追いつきました。やれやれ。

総評

コンディションの関係や故障者の問題もあってバックス陣のやりくりが大変です。前節の大敗が尾を引いてるのか全体にマークが甘いし、気後れしているような感じがします。本職のセンターバックフンメルスしかいないのも問題です。

メンバーが比較的おとなしい選手ばかりです。サッカーは接触プレイもあるし格闘技的な要素も有るので、特にディフェンスは気持ちで負けていたらその段階でもう負けなようなポジションです。メンバーを鼓舞するような気迫を見せてくれる人材は必ず必要です。

メンバーにいなくても監督でもいいんです。そうクロップのような監督です。ファーブル監督はおとなしい印象ですが・・・

チーム状態がいい時はいいのですが、下り坂の時に立て直しがうまくできるのかが問題です。試合終了後に二時間にわたって緊急ミーティングを行ったそうです。監督解任の噂もとびかっています。ひとまず留任とのこと。

これからチャンピオンズリーグの試合もあり、連戦が続きます。B・ドルトムントの調子が上向くことを期待しましょう。

さらに言えば、生え抜きの選手が大事になると思います。現代のヨーロッパのチームはチーム状況にあわせていかに人材を集めてくるかにかかっています。チームの成績が悪い時に本当に力になるのは生え抜きの選手なのではないでしょうか。

やっぱり生え抜きのロイスの頑張りに期待しちゃうんだけど・・・怪我はしないでね。

その他の試合

首位のボルシアMGは昇格組のウニオン・ベルリンにまさかの0-2の敗戦。前期フリック暫定監督で行くことを発表したB・ミュンヘンはF・ディッセルドルフに4-0で圧勝。勝ち点差1ポイントで3位に浮上しました。またバイエルンが優勝となったらブンデスリーガへの興味が失せちゃうね。まったく。これがブンデスリーガの衰退の元凶だね。好調ライプイチヒは1.FCケルンを4-1で一蹴。バイエルンの対抗はライプチイヒかもね。