サッカードイツ代表 ベストイレブンの続き

MF

ギュンター・ネッツァー(1944~)ボルシアMGで活躍。1974W杯優勝。1972UEFA選手権優勝。代表37試合6得点  70年代に大活躍した名プレイヤー。相手の急所を突くロングパスが武器で俊足ウイングビンマーと名コンビを組んだ。1972年のUEFA選手権の準々決勝ウエンブリースタジアムでの対イングランド戦をYou Tubeで見ることができます。この試合でドイツ(正確には西ドイツ)は敵地で初めて勝利します。ネッツァーはゲームメーカーとして大活躍。ロングパスをビシビシ通してチャンスを作ります。そして決勝点となるPKを決めています。この時のチームはいまだにドイツ最強のチームだったといわれます。二年後のW杯でも期待されましたが、同年にレアルマドリッドに移籍し、コンディションが上がらず一次リーグ対東ドイツ戦に途中出場で終わりました。

★ウォルフガング・オベラート(1943~)1FCケルンで活躍。1974年W杯優勝。代表81試合17点。ネッツァーとはライバル関係にあり、1974年W杯では中盤のゲームメーカーとして勝利に貢献した。プレースタイルもネッツァーと対照的でショートパスを中心にゲームを組み立てます。来日した時の試合をTVで見たことがありますが、うまいなあと感心しました。

ローター・マテウス(1961~)ボルシアMGでデビュー、バイエルンインテルで活躍。1980年UEFA選手権優勝、1982・1986年W杯準優勝、1990年W杯優勝。代表150試合、23得点。ドイツ代表として最多出場、5回のw杯で最多25試合に出場しています。若い頃は守備的ミッドフィルダーで1986年の決勝ではマラドーナをマークしました。のちにリベロに転向して成功します。抜群のスタミナを誇りスポーツ心臓のせいで平常時の脈拍は30くらいしかないという話を聞いたことがあります。鼻っぱしが強く若いころからトラブルメーカーで有名で、クラブチームと代表で同僚のクリンスマンとは犬猿の仲なことは有名です。

★ベルント・シュスター(1959~)1FCケルンバルセロナで活躍。1980年UEFA選手権優勝。代表21試合、4得点。1980年20歳で攻撃てミッドフィルダーとして優勝に貢献します。You Tubeで往年のプレーが見られますが、ロングパスを屈指してゲームを組み立てるそのダイナミックなプレースタイルはネッツァーを彷彿させます。サッカー協会と折り合いが悪く代表を早くに引退してしまったのが残念です。彼がいたら1982、1986年W杯は優勝できたことでしょう。

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★ゲルト・ミューラー(1945~)バイエルンで活躍。1972年UEFA選手権優勝、1974年W杯優勝。1970年W杯得点王。 代表62試合68得点。ブンデスリーガー得点王7回(453試合398得点)異能の点取り屋、大きいわけでもなく、スピードがあるわけでもないがずば抜けた得点感覚の持ち主。1974年W杯決勝の決勝点が良い例です。どんな体制でもシュートを打つ、隙を逃さず、泥臭く華麗さはみじんもないけれど大事な試合で必ず点数を取ってくれる、そんなプレイヤーでした。

ミロスラフ・クローゼ(1978~)ブレーメンバイエルンで活躍。2002年W杯準優勝、2014年W杯優勝。代表136試合71得点。W杯通算16点はトップ。身長のわりにヘッディングが強く、得点感覚に優れたストライカーでした。ポーランドからの移民で、5回のw杯出場(24試合)と息の長い選手でした。

以上ベストイレブンを選んでみました。往年の名プレイヤーの姿をYou Tubeで見ることができます。本当に良い時代になったものですね。