ミュージカル「キャッツ」が映画化

先日久しぶりに映画を見に行ったところ、映画ミュージカル「キャッツ」のポスターが貼っていました。2020年1月24日に日本公開とのことでした。

皆さんご存知の通りミュージカルの金字塔「キャッツ」は全世界累計観客動員数8100万人。劇団四季による日本公演通さん1万回を記録する大ヒットミュージカルです。

私もかつて劇団四季の「キャッツ」を一度見たことがあります。大井町のキャッツシアターで見たのですが、専用劇場だけあって非常に見やすく、作品の良さもあるのですが大変感動しました。DVD,CDはロンドンオリジナル版、四季版2種を持っていてよく聞いてたものでした。

作曲のアンドリュー・ロイド・ウェバーはこのミュージカルのオーディションで見初めたのがサラ・ブライトマンでのちに結婚するのですが、彼女の才能にほれ込んで作ったのが「オペラ座の怪人」です。愛が名曲を生み出す、エリック・クラプトンの「レイラ」しかり。恋い焦がれて一緒になっても両者は離婚してしまうんだから、結婚は難しい。

「キャッツ」は「メモリー」が有名ですが、他にもいい曲がたくさんあります。様々なバージョンが発売されていますが、初期メンバーの四季オリジナルキャスト版が一番と思います。

さて、映画「キャッツ」ですが監督は「レ・ミゼラブル」が大ヒットしたトム・フーパーが務めます。製作総指揮があのスティーブン・スピルバーグということですから、もうヒット間違いなしといえるでしょう。

キャストではなんとあの世界的シンガーのテイラー・スイフトが出演します。メイキング画像を見ることができますので、予告編と合わせて見ることができます。

日本ではなかなかミュージカルが根付きません。劇団四季といえどもヒットしているのは「キャッツ」「オペラ座の怪人」「ライオンキング」などアメリカ、イギリスのものですし、四季オリジナルでヒットしたものは・・・?

ミュージカルやオペラは日本人には無理なのか。作曲家の三枝成彰さんはオペラの作曲に多大の私財を費やしていますが成功しているとは言えません。日本人作曲家で成功した作品は寡聞にも聞いたことがありません。西洋では作曲家としてオペラ作家て成功することはあのベートーベンの時代からの夢としても。

宝塚が成功してるといえるかもしれが、ベルばら以降ヒット作はないし、最近は一部のコアなファンのものと言ったら失礼でしょうか。

日本では歌舞伎という和製ミュージカルがあります。歌舞伎は根強い人気があって、日本人が作ったミュージカルは人気がない。宝塚は歌舞伎の女性版といえるかもしれませんので、単に歴史が浅くて根付いていないだけなのか。

アメリカ、イギリスでも新作の大ヒットミュージカルは聞かないし、ロイド・ウエバーなどの大御所もヒット作を生み出せなくなりました。

かわってクイーンやエルトン・ジョンの音楽映画が大ヒットしました。名曲をつなぎ合わせてミュージカル仕立てに編集する、アバにもそういう映画がありましたね。こいうのがトレンドなのかもしれません。

「ライオンキング」の実写版映画もヒットしましが、CGの進化で何でもできちゃう世界になってしまいました。

とにかく来年の「キャッツ」の上映が楽しみです。