YouTube 文化人放送局が面白い 是非視聴してください。

戦後のマスコミ

私がよく見ているYouTubeチャンネルに「文化人放送局」があります。

インターネットの普及で紙媒体、テレビ・ラジオの放送媒体、通信媒体とメディアは技術の進歩とともに変遷してきました。日本では紙・放送の媒体を牛耳っているのが新聞社を中心としたマスコミです。

長らく新聞社の意向が世論を誘導し政治に重大な影響力をもたらす時代が続いてきました。この新聞社の意向というのが問題です。歴史を振り返って見ますと戦前に戦争をあおって戦域拡大を強く主張したのは朝日新聞でした。

敗戦後GHQの統制下になると手のひら返しで敗戦の責任を軍部に押し付けるキャンペーンを行ったのがNHKでした。

戦後の公職追放政治犯の釈放、左翼主義者に牛耳られていたGHQの意向でマスコミ、学会に左翼主義者が浸透し始めました。彼らの薫陶を受けたのが団塊の世代でした。60年代安保闘争を経験した団塊の世代の多くが就職したのがマスコミ界でした。今のマスコミを牛耳ってきたのが団塊の世代なのです。

従来のメディアは彼らの影響下にあるわけですが、ネットの普及によって新たなメディが生まれました。それがネット配信YouTubeチャンネルです。

今のマスコミの論調に賛同できない保守系の人達がたくさんYouTubeに参入しています。大手資本に牛耳られているアメリカマスコミ界に反発して記者会見をせずSNSで主義主張を展開するトランプ大統領が先駆けともいえます。

文化人放送局

今のマスコミの論調に賛同できない私がよく見ているのが「文化人放送局」です。

番組のMCは元時事通信記者で政治評論家加藤清隆さん、豊洲マグロ仲卸三代目生田よしかつさんです。生田さんは素人さんですが、豊洲移転問題で小池知事とバトルを繰り広げた威勢のいい魚屋さんです。

サブチャンネルが多数あり、毎回保守系の論客をゲストに楽しいお話を聞かせてくれます。当然保守系ですから朝日新聞を中心とした左翼系マスコミの批判が多くなります。マスコミが政府批判をすることは大事ですが日本の国益を損なうような論調が目に余ります。C国、K国の手先ではないかと疑いたくなるくらいです。

私としてはこの番組から政治、経済、社会、マスコミなど様々な分野にわたる真実を知ることができます。自民党系の政治家もたくさんゲスト出演していて政界の裏話や政治の流れもつかめます。政治家にとっても新たな政治活動のひとつ、政見放送とも言えます。有権者としても選挙候補の人柄や見識を知るいい機会になります。

DHCテレビニュース女子

ニュース女子も面白いですね。地上波のニュースショーと似たような構成の番組ですが、ニュースを見ることなどないようなグラビアアイドル、タレント、一般の主婦に保守系のおじさんが事の真相を教えて上げるというコンセプトで作られています。MCは経済評論家の上念司さんで、アシスタントは西川史子さんです。保守系のおじさんに政治評論家の藤井厳喜さん、中部大教授の武田邦彦さん、軍事評論家の井上和彦さん、経済ジャーナリストの須田慎一郎などが出演しています。

DHCテレビではほかに「虎ノ門ニュース」というニュースショーを毎朝放送、配信しています。毎日放送される膨大な数のニュースから大切なニュースをピックアップして解説する番組です。解説者は日替わりで百田尚樹さん、武田邦彦さん、須田慎一郎さん、青山繁晴さん、有本香さん、藤井厳喜さん、上念司さん、ケント・ギルバートさんなどが務めています。

私の政治的スタンスとしては今の野党は問題外ですが、今回取り上げたYou Tubeチャンネルのなんでも安倍政権万歳といった論調もいかがなものかと思います。長期政権は外交的に成果を上げたかもしれませんが経済的にはアベノミクスの失敗、消費税の2回にわたるアップといった失政もあります。数々のスキャンダルの真相も解明されていません。安倍政権も永遠に続くわけではありません。自民党内の売国的な勢力を駆逐して本来の保守、日本の国益を守る政治勢力自民党内に築く礎となる存在になってほしいと思います。

まだまだ小さい勢力ですのでこの番組が大きく成長するためには大きなスポンサーが必要です。視聴者の浄財やYouTubeの広告収入は多寡が知れています。DHCも大企業というわけではありません。本来でしたらサンケイグループが後ろ盾になれればいいのでしょうが本業のほうが危ないようなのでとてもそんな余裕はないようです。いっそのこと新聞をやめてネット配信専業にしたほうがいいのではと思います。新聞を購読する人がどんどん減って、従来のメディアの広告で圧倒的な強さを見せていた電通の赤字転落が象徴するように、広告収入の世界ではネット広告の売り上げが大きな部分を占めるようになってきました。電通を中心としたマスコミ支配という世界にも変化が見られてきたともいえます。

ネット社会が広がって新たな言論の場が作れるのはいいのですが、その場を提供する元締め(YouTubeならGoogleです)が規制したらどうなるでしょうか。私企業ですから誰にも公平な言論の場を提供するとは限りません。実際特定の語句が番組中に流れたら配信停止になるとかよく聞きます。A.Iに支配される世界ですから配信元の意向で自由にコントロールされてしまいます。昔から繰り返されている言論の自由対検閲の構図は変わらないということでしょうか。言論の自由というのもまた問題があるわけで愛知トリエンナーレで「言論の自由」を語る左翼勢力の文化行政への浸透が明白になりました。しかもその裏にはK国の存在が見え隠れするとか。

とにかく新たな言論の場をYouTubeの番組が担ってくれることを願うばかりです。