FIFA U-17 日本一次リーグ首位で突破。

ブラジルで開催しているサッカー17歳以下のワールドカップFIFA U-17で日本は第三戦、対セネガル戦で1-0で勝利してグループ首位でグループリーグを突破しました。

日本はグループリーグ第1戦でヨーロッパ優勝チームで優勝候補のオランダを3-0で破りセンセーションを巻き起こしていました。

第2戦の対アメリカ戦は0-0で引き分けた日本は他のグループの結果ですでにグループリーグの突破は決定していましたが、グループ首位を目指しセネガル戦に臨みました。

第1戦で1得点2アシストと大活躍した西川潤は第二試合に引き続きベンチスタートです。体調が良くないのみたいです。

試合は両チーム慎重な試合運びで始まりました。セネガルは身体能力とスピードに優れ、たびたび日本ゴールを襲います。危ないシーンもありましたが、前半は0-0で終わります。

後半は日本が押し気味で、セネガルはカウンター狙いです。膠着状態が続きましたが、エースの西川が交代出場してから日本のチャンスが増えます。

そして後半38分、西川は藤田の縦パスからバックの裏に抜け出し、GKと一対一になり冷静にGKの動きを見て、ニアサイドを鮮やかに抜いて得点、決勝点を挙げました。

試合はこのまま1-0で日本が勝ち、グループリーグを2勝一分で首位で通過しました。死のグループと言われたD組を1位通過となり、日本に俄然注目が集まりました。

この試合を見ての感想ですが、まずエースの西川潤が圧倒的にうまい。身長は180センチあるし、左利き、ドリブルも懐が深く取られにくい、チャンスメークもできるし、自らも得点を決める。

西川がピッチに立つだけで何かやってくれるのではと期待しちゃいます。マスクも川口能活ばりだし。スター性も抜群です。ゲームメークもして得点も決める。プラティニのような存在になってほしいものです。

高校卒業後はセレッソ大阪に入団が決まってるようですがバルセロナが狙っているとか。

この大会では体調不良ということで途中出場が続きましたが、コンディションも上がってきているようなので、トーナメント1回戦では先発してもらい更なる活躍を期待しましょう。相手はメキシコです。北中米の優勝国です。強いですよ・・・

トーナメントに進んだ国で弱いとこなんかないですよね。

今回のチームはGKの鈴木がいいですね。大きいし、判断もいい。これからの代表チームのキーパーになれる逸材です。センターバックの二人は身長はそれほどでもありませんが、ヘッディングは強いし、粘り強い守備をします。

MFも運動量があって攻守に頑張れるタイプがそろっています。FWはスピードのある若月が注目です。

とにかくこのチームは西川中心のチームです。彼がいいプレーをするために周りがサポートする。1974年W杯のクライフ中心のオランダチームを思い起こさせます。

とにかくU-17日本チームが勝ち進むことを期待して応援しましょう。