ブンデスリーガー19~20シーズン後半戦が開幕
今年は欧州選手権や東京オリンピックがあるため、日程がタイトなブンデスリーガーはいつもより早めに後半戦がはじまりました。18日に行われたシャルケ04対ボルシアMGの一戦は今季好調なシャルケ04がスアト・セルダルとミヒャエル・グレゴリッチェの得点で2-0と勝利しました。前半戦の終盤よりボルシアMGは調子が下降気味で心配です。
B・ドルトムントに移籍したハーランド衝撃的デビュー
ウインターブレイクにザルツブルクから移籍したばかりのノルウェー代表ハーランド(19歳)は後半11分交代出場し14分、25分、34分に得点し、ハットトリックを達成。新人で途中出場のデビュー戦でのハットトリックはブンデスリーガー史上初とのことです。ザルツブルクで22試合28得を記録しているだけに期待されていましたが、期待を上回る活躍でした。ザルツブルクでの活躍で注目されウインターブレイク期間の移籍競争で注目を集めていました。マンチェスター・Uが本命と思われていましたが、B・ドルトムントを選択。ドルトムントもようやくレバンドフスキーの穴を埋める人材を手に入れることができました。私としては万々歳です。体格がよくてスピードがあって強烈な左足のシュートの持ち主です。彼がレギュラーに定着すればケガがちでフル出場ができないアルカセルやゲッツェは移籍の対象となるでしょう。サイド攻撃に人材豊富なドルトムントですからゴールを量産しそうです。しかし3失点したデフェンスは問題です。相変わらずカウンター攻撃に弱くバックス陣のスピード不足は深刻です。バイグルが移籍してヴィツェルの相棒が固定していません。守備陣が安定しないと優勝は無理ではないでないでしょうか。ハーランドの情報はYou TubeのLeo the foot ball TVで詳しく取り上げていましたので見てください。
後半戦もライプツイヒは好調、バイエルンは完全復活
前半戦、首位で折り返したライプツイヒは絶好調ヴェルナーの2ゴールもありウニオン・ベルリンを3-1と一蹴。
ヴェルナーは18試合で20得点となり、レバンドフスキーと並びました。久しぶりのドイツ人得点王になってほしいものです。
B・ミュンヘンはヘルタBSCを4-1で破り最近の試合で5連勝と完全復活となり二位に浮上しました。キミッヒが累積警告で出場停止のバイエルンはティアゴ・アルカンタラとゴレツカがボランチ、コウチーニョがトップ下、両サイドにT・ミュラー、ペリシッチの中盤です。この試合でT・ミュラーが大活躍。先制点をあげるとともに、チャンスメークをたくさん演出しました。コバチが監督の時、出場機会にめぐまれずにくさっていました。しかし、監督交代とともに出場機会が増え、それとともにバイエルンも復活してきました。T・ミュラーはずば抜けたテクニックやスピードがあるわけではありませんがサッカーIQが素晴らしい。必要なところに必ずパスをだし、的確なポジションどりで得点する。バイエルンにとってなくてはならない選手です。このまま好調を維持したら代表復活もありです。ゴレツカも好調を維持しています。このままだと代表チームのレギュラーに定着できそうです。絶対的エースレバンドフスキーも好調ですので後半戦はライプツイヒ、バイエルン、ドルトムントの3チームの争いになりそうです。
バイヤー・レヴァクーゼンもパーダーボルンを4-1で破り6位に。期待のハヴェルツも得点しました。昨年17点あげたハヴェルツは現時点で2点どまり。去年ブラントとのコンビで得点を量産しましたがブラントがドルトムントに移籍したせいか二人とも今期は低調です。ハヴェルツは来季プレミアムリーグへの移籍が噂されています。低調なままだと市場価値も下がってしまいます。是非とも欧州選手権や東京オリンピックで活躍してもらってドイツ復活の原動力になってもらいたい。それが私の希望です。